【亀岡市 太陽光＆蓄電池 施工事例】長州産業製システムをスレート屋根へ1日施工！効率・安全・美観・レジリエンスを同時に実現した徹底レポート

こんにちは！大阪・和泉市に拠点を置く《太陽光・蓄電池専門店エコハウス》です！✨

本記事では京都府亀岡市で実施した、長州産業製の太陽光パネル＋蓄電池＋パワーコンディショナー＋見える化モニターを1日でまとめて設置した事例を、現地調査の視点、設計意図、当日の詳細工程、各工程の注意点、仕上がり、運用アドバイスまでお届けします。
今回の屋根はお写真の想定にもとづき、スレート屋根（化粧スレート／コロニアル系）と判断。
フラットで納まりを綺麗に出しやすい反面、貫通部の雨仕舞いとトルク管理が品質を大きく左右します。

Before After

施工前の写真はありませんが、先に完成した写真だけお見せします。
施工後の様子をご覧ください。📸

ご依頼の背景とお客様の想い

今回のお客様は亀岡市の閑静な住宅地にお住まい。🏠
近年の電気料金上昇や台風・豪雨時の停電リスクを踏まえ、

「昼は自家消費で買電を減らし、夜は蓄電池で電気代を抑えたい」

「停電時にも生活の“最低限”を維持できる家にしたい」

「工期はなるべく短く、1日で完了してほしい」

という明確なご要望をお持ちでした。
国内メーカーでサポートが受けやすい長州産業の創蓄一体システム、そして現調→設計→施工→アフターまで一貫対応できる当店の体制をご評価いただき、今回のご用命となりました。

現地調査で把握した条件（屋根・方位・影・動線）

・屋根材と状態：スレート屋根。
割れ・反り・苔付着・釘浮きの点検を実施。
貫通部処理に耐える下地（野地板・垂木）の健全性を確認しました。

・方位・勾配：主搭載面は南～南西寄りで年間日照に優位。
勾配は標準域で、発電効率と見映え・排熱のバランスが取りやすい条件です。🧭

・周辺の影：隣家の棟、引込線、ポール位置の影を想定シミュレーション。
列配置とストリング分割で影の影響を分散・最小化。🌓

・配線経路：屋根→外壁→屋外機器（蓄電池・パワコン）→分電盤→室内モニターの最短直線ルートを選定。
露出部は配管カバーで統一し、耐候性と美観を両立します。🔌

・屋外機器レイアウト：蓄電池は直射・吹込み雨・通風・保守スペースを満たす位置、パワコンは放熱・点検のしやすさ・騒音配慮を満たす位置に決定。
将来の増設にも対応できる余裕を確保しました。🛠️

設計の考え方

・長州産業製 高効率単結晶太陽光パネル

・長州産業製 ハイブリッドパワーコンディショナー

・長州産業製 蓄電池（屋外設置型）

・見える化モニター（スマホアプリ連携／停電時自立運転ガイド）

・スレート適合の支持金具・架台レールと多重防水部材、直流／交流配線、接続箱、分電盤周り一式

方針は「昼の自家消費最大化」「夜は蓄電池で買電抑制」「停電時の自立運転で家族を守る」。
屋根寿命と保証に配慮しつつ、長期安定運用のための施工要件を細部まで規格化しました。

施工日数と当日のタイムライン（1日完結）

当日は現場入り→近隣ご挨拶→安全帯・親綱・動線確認→着工→夕方に動作試験・操作説明→お引き渡しの流れ。

ご指定どおり①蓄電池設置 → ②パワーコンディショナー設置 → ③架台設置 → ④太陽光パネル設置 → ⑤モニター設置の順で進めました。

① 蓄電池設置（屋外・基礎据付先行）

最初に屋外の蓄電池筐体を基礎ブロックへ水平出しして据付。
アンカーボルトは規定トルクで締結し、共振・転倒リスクを抑えます。

・注意点：基礎の不陸は筐体歪み・異音・端子緩みの原因。
レーザー＋水平器で全方向を確認。

・環境条件：直射日光・熱だまり・吹込み雨の少ない位置へ。
前面・側面クリアランスを確保し、保守作業性を担保。

・安全対策：接地（アース）を先行実施し、雷サージ・漏電の対策方針を共有。
外配線は波状管＋耐候結束で保護。

② パワーコンディショナー設置（壁面・放熱と美観）

ハイブリッドパワーコンディショナーは蓄電池近傍の壁面へ。

・固定強度：下地（間柱・胴縁）位置を探知し、適正アンカーで締結。
規定トルクを厳守して共振・騒音を抑制。

・放熱：上下面・側方のクリアランスを規定以上確保。
直射回避と通風の確保で夏季の熱だまりを軽減。

・防水・配管：ケーブル引出しは防水グランド＋屋外ボックスで二重保護。
配管カバーは建物の付帯色に合わせ、曲がりは緩やかに、継手は堅牢に。

③ 架台設置（スレート×アンカー工法／多重防水）

スレート屋根は貫通部の雨仕舞いが命。
割付図に基づき、荷重分散・排水・歩行動線・配線ルートを考慮して架台・支持金具位置を等間隔でマーキング。

・下地固定：屋根材の切削は必要最小限。
下地（野地板・垂木）に確実に効かせ、ビスは規定トルクで締結。
過締め・締め不足は厳禁。

・多重防水：防水テープ→シーリング→専用防水板（支持金具カバー）の順で“層で守る”。
雨水の流路（下流側）を妨げない配置にこだわります。

・レベル出し：支持金具の高さを微調整し、レールの水平を厳密に確保。
歪みは風荷重・地震時のストレス集中を招くため、水平器で全数チェック。

・谷部・棟際配慮：集中排水ルートを塞がない。
ケーブルは谷を跨がない・向けない。

④ 太陽光パネル設置（整列美×性能×耐久）

架台の最終点検後、長州産業製太陽光パネルを1枚ずつ搬入・固定。
水平・離隔・直線性を揃えることで、見映えと排熱性・清掃性・長期耐久性を高水準で両立します。

・固定：端部や風の剥離が起きやすい箇所は固定強度を強化。
ボルト・ナットは規定トルクで締結し、緩み止めを二重化。

・結線：ストリングごとに極性チェック→開放電圧（Voc）・短絡電流（Isc）を測定→設計値と日射条件の整合を確認。
端子は防水キャップで二重保護。

・配線美観：露出配線は最短直線で取り回し、エッジの擦れを保護チューブで回避。
屋根ラインと直交させると遠景の印象が締まります。

⑤ 見える化モニター設置・設定

室内に見える化モニターを設置し、スマホアプリと連携。

・初期設定：時刻・ネットワーク・計測チャンネルを設定し、通知・週次レポート機能を有効化。

・操作説明：「発電量」「消費量」「蓄電量」「買電・売電」をリアルタイムで可視化する画面の見方を解説。

・停電時：自立運転への切替手順を口頭＋実演で確認。
冷蔵庫・照明・通信など優先負荷に電力を集中させる運用をご提案しました。

動作試験・最終チェック・お引き渡し

・電気特性：各ストリングのVoc・Iscを測定・記録し、日射状況と照合。
パワコンの運転モード・系統連系・アラーム有無を確認。💡

・蓄電池：初期の充放電挙動を確認し、夜間の買電抑制・ピークシフトの考え方をご提案。🔋

・防水：支持金具まわりの多重防水、屋外配線のグランド・ボックス、配管カバーの継手・勾配を再点検。
雨仕舞いの“下流側”が保たれているか全数チェック。💧

・トルク管理：金具・ボルトの締結トルクを作業者間で統一し、記録として残します。🛠️

・安全面：足場・親綱・工具落下防止・感電対策を工程ごとに確認。
養生の撤去後、周辺清掃を行い、外構へのキズ・汚れがないか最終確認。🩵

・お引き渡し：操作説明書・施工写真ダイジェスト・初期設定値・測定記録をセットでお渡ししました。🤲

導入メリット（亀岡市での体感ポイント）

・昼夜の電気代平準化：日中は発電で自家消費、夜は蓄電池で買電を抑制。
季節ごとのピーク料金にも強くなります。

・停電時の安心：自立運転で最低限の電力を確保。
冷蔵庫・照明・通信を優先して継続可能（仕様・系統条件による）。

・売電によるサポート：余剰電力は売電へ回し、家計のクッションとして機能（単価・契約はご家庭により異なります）。

・環境貢献：再エネ活用によるCO₂排出削減。
地域の環境負荷を低減。

・資産価値：省エネ・防災性の高い住宅として長期の評価向上が期待できます。

スレート屋根で失敗しないための要点（技術編）

1. 多重防水の徹底：防水テープ→シーリング→専用防水板の“層で守る”構成。
   材料の向きは必ず水の流れ（下流側）を優先。
   
2. 規定トルク＝品質：締め過ぎは下地損傷、締め不足は浮き・漏水の原因。
   規定トルクと再点検を工程に組み込みます。
   
3. レベル出し：架台の微小な歪みが荷重偏り・風荷重時のストレス集中を招く。
   水平器で全数確認。
   
4. 谷部・棟際：集中排水ルートを塞がない。
   ケーブルは谷を跨がない・向けない。
   
5. 配線保護と美観：紫外線・熱・摩耗に強い部材で余長を整理。
   外観ラインと直交させると遠景の印象が整う。
   
6. 記録の透明性：測定値・締結トルク・防水手順を写真とともに引き渡し、長期の安心を担保。
   

よくある質問（亀岡市×スレート×長州産業）

Q：雨漏りや屋根保証が心配です。

A：屋根材に適合するアンカー工法と多重防水で雨仕舞いを確実にします。
住宅会社・屋根メーカーの規定を事前確認し、必要書類を整えて対応します。

Q：本当に1日で終わりますか？

A：標準規模・好天・足場条件が整っていれば1日完結が可能です。
安全最優先のため荒天時は日程調整をご相談する場合があります。

Q：メンテナンスは必要？

A：基本は点検中心です。
年1回の目視点検・清掃、台風前後の緩み・飛散物チェックを推奨。
発電傾向に異常が見られた際は早めにご相談ください。

運用アドバイス（季節・暮らしに合わせて）

・真夏の効率：パネル下の通風（エアパス）を活かし、エアコン・乾燥など高負荷家電は発電ピーク帯に寄せると自家消費比率が向上。🔆

・梅雨〜台風期：パワコン周りの排水・泥詰まりを清掃。
強風前は屋外の可動物を片付け、飛来物リスクを低減。🌀

・黄砂・落葉：表面汚れは出力低下の原因。
危険な高所作業は無理をせず、専門点検・清掃をご相談ください。🍂

・見える化の習慣：モニター／アプリの“週次レビュー”で家電の使い方を微調整。
季節に合わせて運転モードを見直せば、無理なく節約が進みます。👀

担当者所感

今回の亀岡市現場は、スレート屋根×長州産業 創蓄一体という組み合わせ。
支持金具のレベル出し→レール水平→パネル整列までを丁寧に積み上げ、屋根ラインと直交する整然さを実現しました。
外壁の機器まわりは配管カバーの色味・曲率・継手方向を統一し、機能と美観の両立を高水準で達成。
夕方の見える化では、日射に素直な発電カーブと蓄電池の安定した充放電が描かれ、導入初日から自家消費の手応えを感じていただけました。
1日で創蓄・連系まで立ち上げることで、配線導線の最適化・工期短縮・稼働立上げのスムーズさが際立った現場です。

まとめ

本施工は、亀岡市×スレート屋根という条件のもと、1日完了・屋根に優しいアンカー工法＋多重防水・規定トルク徹底・配線／配管の美観最適化を実現しました。
太陽光と蓄電池を同時に導入する価値は、売電だけでなく、昼夜の電気代平準化と停電時のレジリエンス強化にあります。
見える化で“どの時間に何を使うとよりお得か”が明確になり、家族ぐるみの省エネ行動が自然に習慣化。
季節や暮らしの変化に合わせて運用を微調整し続けることで、長く安定したメリットを享受できます。

お問い合わせ

亀岡市・京都エリアで太陽光＋蓄電池の導入をご検討中の方、スレート屋根に最適な工法や雨仕舞いについて詳しく知りたい方、あるいは将来の増設・運用最適化まで見据えたプランニングをご希望の方は、ぜひ【エコハウス】へご相談ください！☺️　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初回ヒアリングと現地調査、住まいに合わせた発電・自家消費シミュレーション、各種補助金の適用可否の確認まで、専門スタッフが分かりやすくご案内します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　導入後も、見える化レポートの読み方や季節ごとの運転ポイント、台風前後のセルフチェックまで、伴走型のアフターサポートで長く安心をお届けします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まずは気になる点を簡単にお知らせください。お住まいとご家族のライフスタイルに合った“無理のない創蓄運用”をご一緒につくります！✨